川島商店街西側入り口近くの京王バス「東大付属」バス停前に7月1日、「お野菜とワインと日本酒のお店 ミックス」（中野区弥生町4、TEL 03-3380-9333）がオープンした。

（関連フォト）カメラ店の看板をそのまま残している「ミックス」外観

　同店は、昨年まで桃園小学校（本町2）前の一軒家ワイン居酒屋「みやび」を店主として切り盛りしていた日比野禎二さんが、新しく極めたいメニューやこれまでと違った店舗空間を作りたいと考え、新たに構えた。「自分の中で、手掛けてみたい空間を見つけたのでこの場所に決めた。内装から装飾まで、全部自分たちで作った」と話す。席数は、1階＝10席、2階＝16席、合計26席。

　カメラ店だった店舗外観は、看板などをそのまま残す形で、レトロな雰囲気。向かって右側は「和」、日替わりで並び替える詰め将棋や縁側をイメージした。向かって右側はハイテーブルや観葉植物で「洋」を演出。2階部分にはアンティークなテーブルや装飾品、シャンデリアなどで「洋館」のような造り。「和」と「洋」を掛け合わせただけでなく、昼間と夜も違って見えるよう工夫したという。

　ランチメニューは、「ゲタ盛 刺し身5点盛り定食」（950円）、「ゲタ盛 刺し身5点盛り＋ハムカツ定食」（1,100円）、「モリモリ野菜＋本日のジュース＋ねぎ塩そぼろめし＋みそ汁のサラダランチ」（980円）、サラダ・小鉢・みそ汁付きの「若鶏からあげチキン南蛮定食」「若鶏からあげおろしポン酢定食」「若鶏からあげたこ焼き風定食」（以上890円）や「若鶏からあげパクチーソース定食」（950円）、「肉そぼろごはん付き韓国冷麺」「からあげライス付きビビン麺」（以上900円）など。

　ディナーメニューは「ロメインレタスとベーコン シーザーサラダ」「クレソンとタコ グレープフルーツサラダ」（以上780円）など約10種類のサラダ類、「焼きナスのアンチョビーソース」（700円）や「合鴨のしっとりソテー」（690円）などの一品料理、「ぶりまぐろの刺し身」や「タイとサーモンの刺し身」（以上600円）などの魚介類、「牛ロースステーキ」（980円）や「馬パッチョ」（850円）などの肉料理、「若鶏からあげおろしポン酢」（700円）や「砂肝とヤゲンなんこつからあげ」（650円）などの鶏料理などを日替わりで約30種類用意する。

　ドリンクメニューは、ビール類、サワー類、カクテル類、ウイスキー類、ソフトドリンク類のほか、約30種類のボトルワイン、約20種類の日本酒などをそろえる。

　日比野さんは「この場所は人通りも少なく、飲食店を出すにはとても勇気のいる特殊な場所。この立地で自分がどこまで繁盛店にできるかを試したかった。店のコンセプトや内装なども考えながら、常に満席にできるよう、店やメニュー、サービスを徐々に進化させていきたい。チャレンジしがいのあるこの場所で、最高の空間と最高の料理を提供できるよう、日々精進する」と意気込む。「メニューも空間も和洋折衷なので店名はミックスとした。和と洋が混ざり合い、新しいものを生み出したい」とも。

　営業時間は、ランチ＝12時～14時、ディナー＝18時～22時30分（以上ラストオーダー）。火曜定休。