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93歳現役新聞記者の活動に感銘受けた学生有志5人が直談判でトーク企画

大学生有志の新田大輝さん(後列左)、大原可椰さん(後列左から2人目)、堀田彩乃さん(後列右から2人目)、秋津みゆきさん(後列左)、稲森郁弥さん(手前)

大学生有志の新田大輝さん(後列左)、大原可椰さん(後列左から2人目)、堀田彩乃さん(後列右から2人目)、秋津みゆきさん(後列左)、稲森郁弥さん(手前)

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 93歳の現役新聞記者・涌井友子さんのトークイベントが10月16日、中野セントラルパーク(中野区中野4)カンファレンスで開催される。

(関連フォト)中野区で「週刊とうきょう」を50年間発行し続けている93歳現役記者の涌井友子さん

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 中野区内で発行されている地域新聞「週刊とうきょう」の現役記者・涌井さんを追ったドキュメンタリー番組「ドキュメント20min」が今年6月にNHKで放映され、これを見たメディア志望の現役大学生5人が感銘を受けて集い、涌井さんに直談判して実現した同イベント。集ったのは早稲田大学3年の秋津みゆきさん、明治大学4年の稲森郁弥さんと大原可椰さん、同大3年の新田大輝さんと堀田彩乃さんの5人。

 当日は、涌井さんのドキュメンタリーを見た後、5人それぞれがインタビュー形式で涌井さんに質問していく形を取る。秋津さんは「忘れられていく戦争の記憶、昨今増している過激記事やSNS炎上。この時代になくしてはいけないこと、大切にしたい生き方を、このトーク会で再確認・新発見する機会を作りたい」と意気込む。ゲストは中野経済新聞の杉山司編集長。

 秋津さんは「NHKの番組で涌井さんの存在を知り、記者としてのポリシーや生き方に感銘を受け、このプロジェクトに参加した。中野在住の方、進路に悩みを抱えている学生の皆さん、社会人の方など、いろいろな人に参加していただき、心温まるトーク会を実現したい」と話す。

 大原さんは「涌井さんの温かい人柄が伝わるような会にしたい。私は神保町の地域紙の編集に携わっているが、40年も地域に根差した記事を書いている涌井さんのことを知り、このプロジェクトに参加した。『週刊とうきょう』を読んでいる方、中野区に住んでいる方、新聞やメディアに興味がある学生さんなど、少しでも興味がある方はぜひお越しいただきたい」と呼びかける。現在、クラウドファンディングで支援も呼びかけている。

 開催時間は13時~14時。参加費は1,000円。定員60人。

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