1月25日から始まる中野サンモール商店街イベントを皮切りに、JR中野駅周辺の4つのエリアで「アール・ブリュット展」が開催される。主催は愛成会(中野区中野5、TEL 03-3387-0082)。
「アール・ブリュットde街おこし展3」で展示された澤田真一さんの作品
昨年11月に野方の「WIZギャラリー」で「アール・ブリュットde街おこし展3」を開催して注目を集めた同会が、今回は中野駅周辺でさまざまなイベントを展開する。アール・ブリュット(Art Brut)とは「生(き)の芸術」という意味のフランス語で、正規の美術教育や文化潮流とは違い、作者独自の方法・発想で制作された芸術の総称。障がいを抱えるアーティストの芸術も含まれる。
1月25日~2月24日には中野サンモール商店街の空中ギャラリーで同展を開催し、アーケードの天井に作品の横断幕が掲出される。2月1日~2月16日には中野サンプラザ1Fロビーと中野マンガ・アートコートの2カ所で同展を開催。1月28日~2月28日には中野ブロードウェイの階段ギャラリーで作品ポスターやアール・ブリュット雑学などを展示する。
2月11日14時からは、中野セントラルパークサウス棟地下1階コングレスクエアで「アール・ブリュットフォーラム」を開催予定。昨年3月から6月にかけてイギリス・ロンドンで約94000人を動員した展覧会「Souzou: Outsider Art from Japan(Art Brut from Japan)」の主催、ウエルカム・コレクションから館長のケネス・アーノルドさんが来日。そこで見たイギリスでの日本のアール・ブリュットの魅力について話すほか、専門家や先駆者など、多方面からのゲストを迎え「アール・ブリュット」の魅力について語り合う。
2月16日13時からは「ギャラリートーク」と題し、同展アートディレクターの小林瑞恵さんとともに、複数の展示スポットを巡りながら解説などを行うイベントも開催予定。
2月1日12時からは中野サンプラザ1階ロビーで「オープニング式典」を予定している。
参加無料(アール・ブリュットフォーラム、ギャラリートークは要予約)。詳しくは愛成会ホームページで確認できる。