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中野区に「新しい区歌」誕生-阿木燿子さん・宇崎竜童さん夫妻が作詞・作曲を担当

3月21日は大妻中野高校と東亜学園高校の合唱部により新区歌が披露された

3月21日は大妻中野高校と東亜学園高校の合唱部により新区歌が披露された

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 中野サンプラザ前広場(中野区中野4)で3月21日、中野区が新しく作った「区歌」のお披露目会を行った。

中野区長記者会見で配布された歌詞

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 1950(昭和25)年10月に制定した中野区歌が歌われなくなっていること、都市化の進んだ中野区で地域社会に対する人々の関わりが大きく変化していることから、同区への愛着や一体感を醸成する手段の一つとして「新区歌」の検討を進めてきた同区。学校や区の行事、区民参加型イベントなどで斉唱できる区歌の新設を求める意見が区民から寄せられたことで、一昨年11月から新区歌制定に取り組んできた。

 昨年11月、中野にゆかりの深い宇崎竜童さん・阿木燿子さん夫妻に作詞・作曲を依頼し、安東みどりさんに編曲を依頼。3月11日に新しい区歌が完成した。タイトルは「未来カレンダー Forever Nakano」。

 宇崎さんと阿木さんは「ご依頼頂いた時のキイワードが元気、生き生き、街の活性、子供達などでしたので、そのへんのニュアンスを組み込み、未来を想定したものにしてみました。“未来を想定する”次元はいつでも“現在”です。今日より明日、この街はもっと素敵に、もっと輝いて、もっと暮らしやすい街になっていて欲しい。そんな願いを歌にすることで、住民の方々に未来に向かって、理想を描き、心をひとつにして頂けたらと考えました。なので、十年後に歌って頂いても、その“今”は変りません。たった今からスタートして、素晴らしい未来を志向する。この時に大切なのは、街づくりは決して行政主導、片道通行ではなく、そこに住んでいらっしゃるお一人お一人が自分達の街という自覚を持ち、参加して下さることだと思います。そのことを歌の中にメッセージとして組み込みました。多くの方に、とくに子供達(子供達こそが未来の担い手なので)に歌って頂けたらと願っています」(以上、原文ママ)とメッセージを寄せる。

 お披露目会が行われたこの日は、大妻中野高校と東亜学園高校の合唱部が、「桜並木」「黄金色のイチョウ」「Forever Nakano 愛する our home town」などの言葉が散りばめられた明るい曲調の新区歌を歌い上げた。

 同校生徒が歌った「新しい区歌」はしばらくの間、平日の12時10分ごろから毎日中野区役所の館内放送で流されるほか、同歌詞は4月5日号の中野区報やホームページに掲載する予定。

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