JR中野駅開業125周年記念イベントが開催された3月21日、自走式宣伝広告ロボット「ナカノクンロボ」がデビューした。
(関連フォト)3月21日に中野駅北口暫定広場に登場した「ナカノクンロボ」と、付き添いマスコットガール兼田玲菜さん(写真左から2人目)
「ナカノクンロボ」は、「中野マンガ・アート・フォトコンテスト」漫画部門で優秀賞を受賞した、原作M.K.さん・作画もりちゆうさんの漫画に登場する主人公。中野マンガスクールで講師を務める漫画家すぎやまゆうこさんが監修、高遠瑛さんがプロデュースし、原作者の金子将久さんが3Dデザインを手掛けた。
1号機は、原作通り胸にはデジタルサイネージ、背中にはA1サイズのポスターが張れるよう設計。中にはパイロットと呼ばれる人が入れる構造、電子機器も搭載している関係で、強度面などを考慮した上で、プロトタイプ的に段ボールで作り上げられた。
高遠さんは、「特撮などのリアルヒーローが大好きな中野で、みんなに愛されるロボットを作りたかった。中野区内に限らず、要望があれば可能な限り出動させたい。現代のチンドン屋とも言える『ナカノクンロボ』を、いろんなイベントに活用してほしい」と話した。
同ロボは3月28日・29日には池袋で開催された「マイヒーローグランプリ」にも参加。中野区内イベントに限らず活動の幅を広げていく方針だ。
「1号機はエコをコンセプトとして再生紙ダンボールで製作した。弱点は強度と雨に弱い点となるが、可動式デジタルサイネージロボとして、宣伝に起用してくれるスポンサーを募集している。 SNS効果でいろんなところに露出されると思う。予算次第では、ほかの素材で2号機以降を作ることも検討している」とも。