中野区は2月1日の区長記者会見で、中野区が多くの人に愛される街に育っていくことを目的としたプロジェクトを発表し、中野区の新しい仲間「中野大好きナカノさん」を初披露した。
球体関節人形「ナカノさん」を中心に据えた中野区シティープロモーションは、区内で出会うさまざまな日常を「ナカノさん」を通して表現し、SNSを中心に区民と共に地域の魅力を発信し、まちの活力を高めて区民に愛着や誇りを持ってもらいながら、多くの人に愛される街に育っていくことを目的としている。
記者会見で酒井直人中野区長は「多種多様で個性的、自由に生きている人たちが、無垢(むく)なナカノさんと出会うことで、さらなる中野の魅力が際立つはず。住みたい、行ってみたいと思える中野の魅力的な日常を、ここに住んでいる人たちが広報大使となってナカノさんとともに発信してほしい」と話した。
具体的には、「ナカノさん」と街の人々との交流や中野区ならではのスポットを訪れる「ナカノさん」の写真を公式SNSからハッシュタグ「#中野大好きナカノさん」を付けて投稿し、中野区で出会う日常を発信する。また、区内外の幅広い人たちがSNSに投稿できるよう 「ナカノさん」の分身で手のひらサイズ版の「ちびナカノさん」も区内の一部飲食店に設置する。
ナカノさんのプロフィルは以下の通り。「中野は、あらゆる個性を受け入れる街。自分の好きなものを持ち、好きでつながり、生きている。ナカノさんは、そんな中野に憧れて、中野にやってきた人形。中野の人に影響されたのか、自分が好きだと思うこと以外は、気にしないのがナカノさん。男なの?女なの?『気にしたことなかった』。友だちの数は?『気にしたことなかった』」。身長は44センチ。人形作家の清水真理さんの手で生まれた。
「ちびナカノさん」の設置スポットは、「マグロマート」(新井1)、「ネオビストロ MURA」(中野5)、「Maison de MURA 中野店」(同)、「日本酒バル 中野青二才」(中野3)の4店舗(2月1日現在)。2月下旬と3月には関連イベントを計画している。