「ファミレス感覚の焼肉屋さん」をキャッチコピーに1990(平成2)年に中野駅北口ふれあいロードにオープンした焼き肉店「和牛焼肉だるま」(中野区中野5)が5月2日、閉まったシャッターの前に閉店を知らせる案内を掲示した。
新型コロナウイルスの影響で店舗営業の自粛が進む中、4月下旬には同店のシャッターが閉まり、常連客らのSNSでは「休業なの?閉店なの?」といったツイートが多かった。生まれも育ちも中野と公言しているタレントの中川翔子さんは5月1日に自身のツイッターで「え、中野の焼肉だるま閉店!?むりむりむりむりむり、だるまの焼肉は人生と共にある センマイさしにカルビうどん カルピスにカルビ ビビンバ だるまがないと生きていけない!いやだ、本当にコロナが許せない、」(原文ママ)とツイートしている。
5月2日には閉じたシャッターの前のA看板に「(お客様各位)この度30年間ご愛顧いただいた焼肉だるま店ですが閉店いたしました。姉妹店のとらじ店は営業いたしておりますので宜しくお願い致します。店主」(同)と貼り紙が出され、ツイッターでは「ショックで立ち直れない」「だるまのおっちゃんが呼び込みしてたけどもう見られないのか」「いつも呼び込みのおじちゃんに負けて入店してたっけ...安くて美味しい焼肉ランチ、もう無いんだ さみしいな」「しょこたんが知ったら悲しむだろうな」などのツイートが寄せられた。中川さんも「泣いてます 人生に寄り添っていた、世界で一番大好きな焼肉屋さん 中野 だるまが閉店 信じたくなかった センマイ刺し、カルビうどん、高校から通ってたから思い出だらけ 泣いてます コロナウイルス、許せないよ」(以上、原文ママ)とつぶやいている。
1946(昭和21)年創業で同店の姉妹店である中野北口三番街「焼肉とらじ」のおかみは「真相としては、やはり新型コロナウイルスの影響でお店が回らなくなったので閉店した。呼び込みのおっちゃんも引退した」と話した。