「沖縄郷土の家」創立50周年を記念した沖縄関連オンラインイベント「中野チャンプルーSHOW!」が3月15日・16日、22日・23日に開催される。実施団体はナカノF(中野区中野5)。
(関連フォト)オンライン「中野チャンプルーSHOW!」ポスター
中野の夏の風物詩「中野チャンプルーフェスタ」を手掛けるスタッフが企画し、中野区シティプロモーション事業助成としてガバメントクラウドファンディング事業の対象にもなっている同イベント。2005(平成17)年に始まった通称「中野チャンフェス」は、中野サンプラザ前広場や中野区役所前など中野駅北口周辺を中心に、さまざまな会場で沖縄民謡ステージや「道じゅねー(練り歩き)」と呼ばれる沖縄エイサー踊りの披露や沖縄の物産展から成る沖縄の祭典で、区民からは「中野の夏開きイベント」と呼ばれている。昨年の「中野チャンフェス」は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からオンラインでの開催となった。中野区と沖縄の関係は長く、1970(昭和45)年に中野区青少年課の委託による「沖縄郷土の家」が開設されたことに始まるといい、同イベントはそれを記念し開催する。
イベントでは、中野と沖縄のつながりのルーツや今などをひもときながら、沖縄音楽アーティストによるライブ演奏、エイサー演舞(録画ダイジェスト)、中野駅周辺の沖縄料理店の紹介などを行う。15日(第1回)は「中野にできた沖縄」と題し、日本に復帰前になぜ「沖縄郷土の家」が設立されたのかなど、1970~1980年代を振り返る、16日(第2回)は「踊れ!つなげ!エイサーの響き」と題し、本場沖縄よりエイサーが伝播し祭りが興った1980年~1995年を、22日(第3回)は「沖縄生まれ東京中野育ち」と題し、地域に根ざすエイサー団体・中野チャンプルーフェスタ誕生の1996年~2010年を、23日の第4回は「沖縄とともに中野は踊る」と題し、これからも中野と沖縄への恩返しとテーマに2011年~2020年を、それぞれ振り返る。司会は宮川たま子さん、解説や案内は上原慶さんと伊藤淳さんが務める。
上原さんは「こんな時だからこそ、これまでチャンフェスや中野が体現してきた多様な人々の交流、そして『明るさと元気』を中野の隅々まで届けたいと思い企画した。中野と沖縄のご縁や、イベントの楽しさを伝えたい。楽しくてほっこりするような番組を配信するので、ぜひよんなぁ~(のんびり)見てほしい」と呼び掛ける。
配信は4日間共20時からで、各45分程度を予定。「中野チャンプルーフェスタ」公式ユーチューブチャンネルで配信する。