国の名勝指定を受けている哲学堂公園(中野区松が丘1)が9月1日から、「哲学堂公園フォトコンテスト」の作品募集を始める。
(関連フォト)第2回「哲学堂公園フォトコンテスト」メインビジュアル
昨年に続き2度目の開催となる同コンテスト。今回の募集テーマは「あなたが想(おも)う哲学堂公園で一番魅力的な風景」で、2020年10月1日から今年の9月30日の間に同公園内で撮影された未発表または発表予定のない作品を募集する。応募作品はプリントされたものに限り、ペーパーおよびフィルムメーカーなどの指定はないが、データでの作品応募は受け付けない。応募サイズは、Lサイズ、KGサイズ(はがき大)、2Lサイズ(キャビネ判)、A4サイズ、四つ切りサイズで、募集要項ウェブサイトから第2回「哲学堂公園フォトコンテスト」の応募票(PDF)を印刷し、作品の裏にセロハンテープで貼付し、主催者の同公園管理事務所内「フォトコンテスト係」に応募する。
第1回は、やまかわけんいちさん「何がイイかな??」大賞作品をはじめ15人の作品が入賞したが、今回もカメラ用品が副賞として進呈される「大賞」(1作品)のほか、「フォトアート賞」(1作品)、「緑と文化の公園賞」(3作品)、「とっておきの風景賞」(3作品)、「入選」(7作品)の計15作品が入賞作品となる。入賞作品は10月に決定し、本人に直接連絡するほか、11月28日発行の「ないせす12月号」で発表。その後、中野サンプラザ(中野4)1階ギャラリーやケンコー・トキナー(中野5)のギャラリーで展示する。
受付期間は9月1日~30日。
哲学堂公園は、東京大学で哲学を学び、妖怪博士の異名を取る井上円了(えんりょう)博士が1887(明治20)年に東洋大学の前身である哲学館を創立したことに始まる。1975(昭和50)年に中野区立公園となり、2020年3月には国の名勝指定となり、本堂に東洋哲学の孔子と釈迦(しゃか)、西洋哲学のソクラテスとカントの四聖を世界的四哲人として祭るために建立された「四聖堂」と、日本の聖徳太子と菅原道真、中国の荘子と朱子、インドの龍樹(りゅうじゅ)と迦毘羅仙(かびらせん)を東洋六賢として祭るために建立した「六賢台」など、多くの古建築物が存在するほか、都内有数の「妖怪と出会える」スポットとしても有名。