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中野駅北口の老舗バー「ブリック」が営業再開 経営者代わるも内外装はそのまま

「NAKANOブリック」エントランス

「NAKANOブリック」エントランス

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 2020年4月に56年の歴史に幕を下ろした中野駅北口の老舗バー「NAKANOブリック」(中野区中野5)が11月1日、営業を再開した。

(関連フォト)「NAKANOブリック」(外観)

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 1964(昭和39)年の東京オリンピックの年に、サントリーのウイスキー「トリス」をソーダで割ったハイボール(トリハイ)を提供するバーとしてオープンした同店。レンガ造りで昭和風情漂うレトロな外観と、インテリアや照明が「大人のバーを思わせる」店内で、地元民の間では「若者憧れの場所」「大人からいい大人になるための空間」などと言われることもあったが、コロナ禍の影響や経営者側の事情などもあり、2020年4月に閉店した。

 閉店の情報を知り、復活させるための経営者として名乗りを上げたのが、1978(昭和53)年に創業した代々木上原の「大衆酒場ジャンプ」や、昭和レトロな喫茶と大衆酒場のハイブリット業態「喫茶酒場 代官山ジャンプ」などを経営する中島康善さん。中島さんは「高校時代を中野で過ごしたこともあり、このエリアでの出店は常に頭の中にあった。ブリックさんの経営の話を頂いたとき、ほぼ即決した」と話す。

 店は2階建てで、店内の階段で行き来できる。1階は酒類などを提供するサパーゾーン、2階はコーヒーやスパゲティなどを提供するカフェゾーンで、1階の席数はテーブル18席とカウンター7席、2階の席数はテーブル20席とカウンター5席。中島さんは「店の外観や内装、カウンター下のレンガや2階への階段回りなど、店内の雰囲気を残すために細心の注意を払いながら補修、修繕を行い営業を再開した。メニューに関しては自分たちがこの店に合うよう吟味を重ねて新たに作った」という。

 ドリンクメニューは、「ブリックブレンド」(550円)、「本日の浅いり」「本日の中いり」「本日の深いり」(以上660円)、カフェラテやウインナコーヒー、カフェモカなどのコーヒー類、クリームソーダやコーヒーフロート類、洋ナシや桃などのイタリア直輸入の瓶入りジュース、自家製のジンジャーエールやレモンスカッシュ、紅茶類などを用意する。

 フードメニューは、「あんバタートースト」「ピザトースト」などのトースト類、サンドイッチやサラダ、フィッシュ&チップスやフライドポテト、ナポリタンや本日のパスタ、チキンピラフやオムライス(デミグラスソース)などを用意する(以上550円~935円)。「ポテトサラダ」「チーズみそ漬け」「もつ煮込み」「あさりバター」「梅水晶」などのおつまみメニューのほか、各種焼き鳥も用意する。

 スイーツは、毎日店内で作っているという「クラシックプリン」「チーズケーキ」「ガトーショコラ」(以上550円)を準備する。

 酒類は「ザ・プレミアム・モルツ」をはじめとしたビール類、ホッピー、トリス(280円)や角などのハイボール類、自家製レモンスカッシュサワーやジンジャーサワーなど各種サワー類、ワイン類などのほか、メロンやイチゴのクリームソーダハイ(700円)なども提供する。

 中島さんは「ブリックといえばハイボールバーのイメージが強いが、歴史を感じさせるレトロな内装は喫茶スペースとして利用すれば居心地のよい空間になると思った。プレミアムコーヒー豆を代官山の店で自家焙煎(ばいせん)し、鮮度のよい状態でお客さまに提供する。もちろんハイボールもお手頃価格で提供するところはしっかり継承させていただいている」と話す。「昼もブリック、夜もブリックといった感じで地域のコミュニティーの場になれれば。先代の思いが詰まったこの店を、さらに発展させていくことはもちろん、時代のニーズにうまく対応しながら運営していきたい」とも。

 営業時間は12時~23時。

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