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中野で「子ども漫才」コンテスト 7組の小学生がオンリーワンの笑いを披露

それぞれメダルと賞状が授与されたあとの全参加者集合写真

それぞれメダルと賞状が授与されたあとの全参加者集合写真

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 小学生が漫才を披露する「中野区子ども漫才Only-1(オンリーワン)コンテスト」が12月3日、「なかのZERO」(中野区中野2)西館・小ホールで開催された。主催は一般社団法人「わくわくわらっぴー・児童支援」で、2022年度中野区シティプロモーション事業助成を受けて開いた。

(関連フォト)漫才披露前の7組15人の子どもたち

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 昨年11月に初開催し、2度目となる同イベント。7組15人の小学生がお笑い芸人の講師たちとネタ作りを行い、観客の前で披露してオンリーワンの各賞を目指した。MCはリーダーさん(ニュークレープ)とみんなのたかみちさんが、審査員は酒井直人中野区長とたきうえさん(流れ星☆)がそれぞれ務め、1組約4分程度の漫才を披露した。

 7組の漫才終了後の審査員コメントを求められたたきうえさんは「正直、子どもだし、うまく漫才ができないと思っていた。想像の5倍、いや10倍以上の出来で、本当にすごかった」と評し、酒井区長は「前回も見たが、レベルが上がっていて驚いた。子どもたちの成長はドラマを見ているよう。感動した」と話した。

 授賞式では、「みんなリーダー元気爆発賞+326賞」=きうと、「お上手で賞+たきうえ賞」=りなはな、「お笑いマッスルモンスター賞」=おれたち日本爆笑王、「笑いのデリバリー賞」=いわしだから、「ポテンシャルマスター賞」=ポテトマスカット、「ファンタジーアラモード賞+区長賞」=プリンマスターズ、「子どもポリス賞」=ダブルマウスが、それぞれ受賞した。

 審査員を務める予定だったが会場に来られなかったイラストレーターの326(みつる)さんはオンラインで「みんなのお笑いの種類が違って、お笑いの7色の虹が架かったようだった」と話し、酒井区長は「これから中野はお笑いの街であると言い続けていきたい」と話した。

 芸人スタッフの一人、ポリスじろうこと田中二郎さんは「子どもたち一人一人がお笑いと向き合い、ステージで元気いっぱいネタを披露してくれた。みんなお笑いが好きで、お父さんやお母さんの笑顔が大好きで、だから頑張った。芸人と過ごすワクワクだけじゃない、会場が愛で満たされたすてきな時間になった」と振り返る。

 同イベントは来年も実施予定で、3年後には全国大会を目指す。

 わくわくわらっぴー・児童支援は2021年4月、代表・平田涼子さんの「子どもたちの居場所をつくりたい」との思いから設立された児童支援団体で、スタッフは全員がお笑い芸人だという。「学ぶ!遊ぶ!笑う!」をテーマに、親子食堂や学習支援、放課後の居場所づくりなどに取り組んでいる。

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