将棋イベント「谷合廣紀五段とミス日本グランプリ杯」が9月20日、鷺宮区民活動センター(中野区鷺宮3)で開催される。主催は、将棋を通じて地域交流を図る「鷺宮将棋サロン」。
(関連フォト)「将棋 谷合廣紀五段とミス日本グランプリ杯」ポスター
同サロンは、「中野区将棋初段・二段・三段免状獲得戦」などを開催し、将棋を通じた地域交流や世代間交流に取り組む団体。月1回程度、棋士による将棋講座や指導対局、将棋大会、会員同士の自由対局などを行っている。今回のゲストは、プロ棋士の谷合廣紀五段と、2026ミス日本グランプリ・ミス日本「海の日」の野口絵子さん。
ゲストの谷合五段はプロ棋士として活動する一方、AIエンジニア・研究者として将棋AIの開発にも取り組む。自身で将棋AIエンジンを開発し、世界コンピュータ将棋選手権にも出場するなど、棋士とエンジニアの2つの顔を持つ。同サロン会長の松本さんは「かつて鷺宮にゆかりのあった升田幸三実力制第四代名人は『新手一生』を掲げ、数々の新しい戦法やアイデアを生み出した棋士。谷合五段もAIという現代の技術を自ら開発し、将棋の新しい可能性に挑戦している。時代は違っても、新しいものに挑戦する姿勢には通じるものがある」と話す。
もう一人のゲストである野口さんは、アルピニスト・野口健さんの長女。幼少期から国内外の山を訪れ、9歳で雪山登山を経験した。14歳でヒマラヤに挑戦し、15歳でキリマンジャロに登頂。海外での生活や教育支援、災害支援などの活動にも携わってきた。松本さんは「野口さんが大切にしているのは、実際にその場所へ行き、自分の目で見て、五感で感じること。山や海外でのさまざまな経験から生まれる言葉には、これからの時代を生きる私たちへのヒントがたくさんあると思う」と期待を寄せる。
当日は2つの講演を行う。谷合五段は「将棋が教えてくれた『学び方』〜AI時代に、どうすれば強くなれるか〜」をテーマに、AI時代の学びや上達について話す。野口さんは「東京生まれ、山育ち。−山で見つけた私の生き方−」と題し、登山や海外での経験を通じて培った挑戦することの大切さなどを語る。
併せて、将棋大会や、既に募集を締め切った谷合五段による指導将棋、野口さんとの記念撮影なども予定している。
松本さんは「将棋や登山という異なる世界で挑戦を続けてきた2人から、人生を豊かにするヒントを持ち帰ってもらえれば。講演や将棋を通じて、世代を超えて人とつながる時間にもしたい」と話す。「野口さんは、直接会うとこちらまで明るい気持ちになるような魅力のある方。将棋に詳しくない人や女性にも、気軽に参加してもらえれば」とも。
開催時間は13時30分〜17時30分。参加費は、講演のみ=1,000円、講演+将棋大会=2,000円。申し込みは同サロンのウェブサイトで受け付ける。