中野・昭和新道の路地裏に9月9日、「タイ屋台999(カオカオカオ)」(中野区中野5、TEL 03-3386-0383)がオープンした。
同店のコンセプトは「路地裏のタイ屋台」。タイにも店舗を持つ町田の店で修業をし、現地タイの屋台も含めて数百軒以上食べ歩いてきたという店主の新井勇佑さんが、独立するために出店を検討していた時に中野の路地裏を見て「自分の考えるタイ現地の路地裏のイメージと中野の街が重なり、すぐにこの地に出店を決めた」という。席数は30~50席と、屋台らしくフレキシブルに対応する。
店名となっている「999」は、タイで縁起のいい数字「9(=カオ)」を3つ並べて命名。メーン料理であるタイ米(ジャスミン米)に蒸し鶏をのせた料理「カオマンガイ」の「カオ」と、3人で店舗を切り盛りすることから「999」とした。店舗の看板や、店内に描かれているムエタイの絵などの壁画はすべてペンキを使ってスタッフが制作したという。「店にある家具はすべてタイ現地から輸入。本場タイ屋台の色使いで統一し、良くも悪くも日本に染まらない店を実現したつもり」と新井さん。
フードメニューは「ソムタム」「ヤムウンセン」(以上、680円)、「シークロンムートド」「ガイヤーン~鶏の屋台焼き~」「パックブンファーイデン」(以上、780円)、「プーニムパッポンカリー」(950円)、「トムヤムクン」(980円)などの代表的なメニューのほか、店主おすすめの「カオマンガイ」(850円)など、グランドメニュー37種類とタイのおすすめ季節料理数種類、「ロシアン生春巻き」や「でか盛りメニュー」なども用意する。ドリンクメニューは「生ビール」(490円)、「バケツ生ビール」(790円)、「タワービール」(1,980円)などや、「アジアンビール」(650円)、サワーやカクテル類(390円)なども用意する。
新井さんは「正直まだ中野に来て間もないし、まだまだ知らないこともたくさんあるが、この辺りは沖縄料理店も多く南国をほうふつさせる。南国タイはエンターテインメントの国なので、そういうタイの楽しい『トコロ』を『999』を通じてみなさんに伝えて、一緒に楽しめれば」と話す。
営業時間は、11時30分~15時、17時30分~翌1時。