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中野体育館で「わんぱく相撲中野区大会」 3年生決勝戦では物言いも

小学校6年資男子の部の決勝戦の様子

小学校6年資男子の部の決勝戦の様子

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 中野区立中野体育館(中野区中野4)で5月24日、「わんぱく相撲中野区大会」が開催された。

(関連フォト)中野体育館は参加児童と応援する保護者で満員となった

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 今年で39回目を迎え、「RESPECT~互いを敬い思いやる心」を大会テーマとした同イベント、基本的に中野区内在住、在学の小学1年~6年生を対象とした相撲大会で、エキシビション参加の幼児約80人のほか、300人以上の児童が参加した。

 開会式には田中大輔中野区長や中野区教育委員会田辺裕子教育長らも来賓として駆け付けた。田中区長は「39回連続で続けられ、若貴も参加したイベント。国技の相撲は、ただ勝てばよいスポーツではなく、相手から学び、勝っても負けても相手を敬う心が大切。楽しみながら相撲の良さを感じてほしい」と話した。

 10時からは幼児の取り組みが始まり、11時ごろから3つの土俵を使って小学生の予選取り組みが行われた。大型力士に小兵力士が勝ったり、女子児童が男子に勝ったりと場内からは拍手や歓声が沸き起こった。小学生の取り組みでは、先に2回連続で勝った人が勝ちぬけるというルールで、決勝トーナメントに進む児童が決定した。

 12時からはちゃんこの配布やママさん腕相撲大会、参加者の手形スタンプ、中野のゆるキャラであるさぎプー・かせいチャン・なっこいが登場したスタンプラリー、野方警察署による白バイ記念撮影などが行われ、勝った子どもも負けた子どもも楽しんでいた。

 14時からはそれぞれの学年で準決勝、決勝の取り組みが行われた。準決勝で負けた児童が悔し涙を流しながら3位決定戦に臨んで勝利を収めるなど、観客からは何度も完成や拍手が起こった。3年生の決勝戦では、行司の軍配に「物言い」が付き、土俵中央で審議が行われた後、軍配が覆る一幕もあった。

 優勝者は、1年生の部=田村大翔(ひろと)くん、2年生の部=井上大智(だいち)君、3年生の部=内田尚吾君、4年生女子の部=秋原埜安(のあん)君、同男子の部=窪寺陽平君、5年生女子の部=安田優花君、同男子の部=西森健太君、6年生女子の部=池田凛さん、同男子の部=小幡颯斗(はやと)君。

 各学年の優勝者、準優勝者、3位には表彰状やトロフィーなどが授与されたほか、4年生~6年生の成績優秀者は貴乃花部屋(本町3)で稽古を体験できる。各学年優勝者は「わんぱく相撲東京大会」出場権が与えられた。

 6年生男子の部で優勝した小幡くんは「決勝戦はなかなか決着が付かずに相撲の時間が長くなり、途中で疲れてきたが気力で乗り切った。もともと勝つイメージしか持っていなかった。横綱になれてうれしい」と喜びの表情を見せた。

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