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中野で「世界難民の日」見据えたシンポジウム 難民問題「共に考える」テーマに

シリア難民の子どもたち

シリア難民の子どもたち

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 チャイルド・スポンサーシップによる地域開発や緊急人道支援などを行う国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン(中野区本町1、TEL 03-5334-5350)大会議室で6月17日、「世界難民の日 特別シンポジウム」が開催される。

(関連フォト)シリア難民の少女

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 同NGO団体と日本に暮らす難民の定住支援を行う公益財団法人アジア福祉教育財団難民事業本部(港区)が共同開催し、6月20日の「世界難民の日」を前に、世界で今起きている難民危機と日本での難民受入れの両方を捉える同シンポジウム。難民問題や今後の支援について改めて考え「私たちにできること」を共に考えることを目的としている。

 第1部では、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日事務所の渉外担当官・古本秀彦さんによる「世界の難民問題とUNHCR」、同NGO団体緊急人道支援課の南スーダン担当・大井光一さんによる「南スーダンの難民支援~現状と課題~」、アジア福祉教育財団の難民事業本部企画第一係長・伊藤寛了さんによる「日本の難民受入れの歩み~難民と共に 1979-2017~」、ファーストリテイリング社サステナビリティ部・幸あかりさんによる「ユニクロの難民雇用~難民と共に働く~」を予定する。

 第2部は、日本で暮らす難民によるスピーチ。条約難民でユニクロ社員でもあるミャンマー難民や、インドシナ難民でアジア福祉教育財団の難民事業本部職員のラオス難民が登壇する。

 第3部では、「私が、あなたが、難民と共に生きるということ」と題したパネルディスカッションを行う。パネリストは活動報告者やスピーチをした難民で、モデレーターはロンド大学難民法イニシアチブ博士アフィリエイトで日本財団国際フェローの橋本直子さんが務める。

 開催時間は10時30分~13時。参加希望者は事前に同NGO団体のホームページから申し込む。参加無料。先着80人。

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