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明大中野キャンパス、過疎の天草舞台の映画で地域活性討論会-「くまモン」登場も

「めいじろう」「くまモン」と熊本最西端の歴史ある踊り「牛深ハイヤ」

「めいじろう」「くまモン」と熊本最西端の歴史ある踊り「牛深ハイヤ」

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 明治大学中野キャンパス(中野区中野4)で9月28日、過疎化が著しい熊本県天草市を舞台にした映画「女たちの都~ワッゲンオッゲン~」を通じて「現在の日本を考える」と題したディスカッションが行われた。

中野サンプラザ前では「くまもと」物産展

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 中野サンプラザで同日に開催している「中野のなかのくまもと大感謝祭」に合わせて、同大リバティアカデミーの講座として開かれた同イベント。オープニングでは同作品にも登場する熊本最西端の歴史ある踊り「牛深ハイヤ」が披露され、明治大学のマスコットキャラクター「めいじろう」と熊本県営業部長「くまモン」も登場し、会場を盛り上げた。

 その後、映画「女たちの都~ワッゲンオッゲン~」が上映され、その内容と、天草の過疎の実情、現在の若者が地方をどのように考えているのか、都会と地方との連携で生まれるものなどについてのディスカッションが行われた。安田公寛天草市長、田中大輔中野区長、中野ブロードウェイ商店街振興組合の青木武理事長、同映画の小泉朋プロデューサーが登壇し、コーディネーターは同大副学長で熊本県八代市出身の長尾進さんが務めた。

 壇上で小泉さんは「現地で20人の親に、子どもに帰って来てほしいか聞いたところ、19人は帰ってきても仕事がないと答えたので、残りの1人の気持ちをこの映画にした。主役を演じた大竹しのぶさんがクライマックスで発した言葉は安田市長の気持ちを代弁したつもり」と話した。

 翌日も中野サンプラザでは「中野のなかのくまもと大感謝祭」が開催され、くまもと物産展、「牛深ハイヤ踊り」「くまモン」も登場。中野の打越太鼓なども披露され、多くの人でにぎわった。4月から半年間にわたる熊本との「里まち提携」が幕を下ろした。

 同作品は10月26日より、シネスイッチ銀座(中央区)で公開予定。

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