東日本大震災の被災地である福島県いわき市のオリーブ栽培を応援する「福島・いわきオリーブ応援バスツアー」が9月29日から30日にかけて、JR中野駅北口の中野区役所前を発着地点として行われる。主催は「オリーブのはばたき」(中野区中央4)とNPO法人「いわきオリーブプロジェクト」(福島県いわき市)。
2009年11月に同市の休耕地を利用してオリーブ栽培をスタート。農業による地域活性化を目指し、現在市内のオリーブ畑は65カ所、600平方メートルにも及ぶ。バスツアーでは、この場所で収穫できるオリーブの実を選別しながら収穫することに加え、2日目の午後には「閼伽井嶽薬師 常福寺(あかいだけやくし じょうふくじ)」(いわき市)の本坊で開催されるオリーブ関連の商品を試食しながら意見交換を行うイベント「発表!いわきオリーブ物産品評会」にも参加する。
中野のタウン誌「おためしっくす」編集長で「オリーブのはばたき」代表の藤原秋一さんは「記念の第15回いわき応援イベント『オリーブ収穫祭2018』の目玉は、もちろん人手不足に悩むオリーブ畑のオリーブ収穫が一番だが、常福寺の本坊で行う品評会。これまで苦心して開発してきたオリーブ商品を試食し、まさに忌憚(きたん)のない意見・感想を言い交し、評価一番を決める。苗木が根付くまで苦心を重ねていたころには想像もできなかった催しで、さらに健康に役立つ新製品『オリトマ(オリーブ&トマト健康飲料、仮称)』も登場する。おそらく2018年度下期の飲料業界の話題を独占する福島いわき発・新ブランド商品の誕生に、中野の皆さんにこそ、立ち会っていただきたい」と話す。
9月29日は8時に中野区役所前を出発、翌30日18時30分に中野着予定。参加費は1泊4食付きで大人2万円(小学生以下は半額)。定員40人。ツアースケジュールなどは特設サイトで確認できる。