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中野サンプラザで芸術系国際フォーラム 「文化芸術が創るまちの未来」テーマに

「アール・ブリュット」の作品「レ・マシーン・ド・リル」

「アール・ブリュット」の作品「レ・マシーン・ド・リル」

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 2020障害者国際芸術祭プレ企画・国際研究フォーラム「ナントからナカノへ-文化芸術が創るまちの未来ー」が10月10日、中野サンプラザ(中野区中野4)14階「クレセントルーム」で開催される。主催は文化庁、障害者の文化芸術国際交流事業実行委員会、社会福祉法人愛成会(中野区中野5、TEL 03-3387-0082)。

(関連フォト)中野ブロードウェイとの「アール・ブリュット」コラボイベントの様子(過去開催時)

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 文化庁委託事業「平成30年度戦略的芸術文化創造推進事業」「障害者による優れた文化芸術を国内外に発信する総合推進事業」と社会福祉法人愛成会 「海外のアール・ブリュット展国内周知事業」として開催される同フォーラム。

 「2017ジャパン×ナント プロジェクト」でスーパーバイザーを務めたフランス元首相で元ナント市名誉長のジャン=マルク・エローさんを迎え、大規模な都市再生により世界的な文化芸術創造都市となったフランス・ナントと、商店街を中心に約10年間にわたり障害のある方の創作活動支援や人々の日常に芸術を取り入れる活動を実施している東京・中野を事例として、文化と芸術によるまちづくりのあり方を考察する。「2017ジャパン×ナント プロジェクト」がナント市民に与えたインパクトや成果、パリ東京文化タンデム2018の一環として9月8日から開催している「アール・ブリュット ジャポネII」展について触れていただく。山梨県立美術館館長でアール・ブリュットネットワーク会長も務める青柳正規前文化庁長官との対談では、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、世界へ発信する日本のアール・ブリュットの可能性を探る。コーディネーターは毎日新聞社論説委員の野澤和弘さんが務める。

 愛成会のアートディレクター小林瑞恵さんは「芸術文化が私たちの社会に果たしうる役割を、この社会で開拓し創造してこられたパイオニアの方々が語り合うまたとない機会」と話す。

 開演は14時。申し込みは電話(03-5942-7259)・FAX(03-3387-0820)・eメール(kikaku@aisei.or.jp)で「氏名」「職業または会社名」「連絡先」「ナントからナカノへ参加希望」と伝える。参加無料。定員200人。

 アール・ブリュット(Art Brut)とは「生(き)の芸術」という意味のフランス語で、正規の美術教育や文化潮流とは違い、作者独自の方法・発想で制作された芸術の総称。障がいを抱えるアーティストの芸術も含まれる。

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