東京商工会議所中野支部(中野区新井1、TEL 03-3389-1241)は12月25日、インバウンド対策・海外展開を積極的に行っている中野区内の企業を紹介する冊子「世界とConnectする中野企業 事例集」を発行した。
2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、同区内でもインバウンドのさらなる増加が見込まれる中、この流れをチャンスと捉え、中野区のグローバル化情報などとともに、外国人旅行客など海外需要を積極的に取り込もうとチャレンジしている中小企業8社を紹介する冊子を制作。漫画で親しみやすく紹介している。
漫画部分は4人の漫画家が2社ずつ担当、漫画のシナリオは山岡英仁さんが担当した。日本の歯科医療を観光客に提供する医療ツーリズム企業「ジャパンクオリティ」と、外国語での情報発信を観光客の満足度向上につなげている高級ブランド時計店「ジャックロード」などを営む「ネクストトゥエンティワン」は漫画家・木村聡さん、情報発信ツールを多言語化し外国人観光客対応力強化を行っている「中野ブロードウェイ商店街振興組合」と、「メイド・イン・中野」の高性能レンズを世界へ輸出している「清和光学製作所」は漫画家・田中つかささん、メニューはオールハラール対応でムスリム礼拝室も設置している「ケバブカフェ エルトゥールル」と、マカイバリ茶園のアジア・日本に於ける総代理店「マカイバリジャパン」は漫画家・田辺祟さん、世界中のバックパッカーが集まる宿泊施設「やどやゲストハウス」を運営する「ワールドグループ」と、外国人が楽しめるようカスタマイズして、能楽の魅力を発信している「Umewaka International」は漫画家・谷沢直さんがそれぞれ担当した。
巻末には明治大学国際日本学部専任講師の佐藤郁さんによる明治大学生と中野の関わりなども紹介している。
冊子は東商中野支部や紹介されている企業や団体で配布しているほか、インターネットでも閲覧できる。