2019(平成31)年4月29日に亡くなった漫画家・荻野真さんの「孔雀王 臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・展」が10月22日、中野ブロードウェイ(中野区中野5)3階「墓場の画廊」で始まる。
(関連フォト)「孔雀王 臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・展」メインビジュアル
荻野さんが1985(昭和60)年~89(昭和64)年にかけて「週刊ヤングジャンプ」(集英社)に連載した長編マンガ「孔雀王」。「孔雀王」は「宗教マンガ」「密教マンガ」というジャンルを確立したと言われていて、同展は「孔雀王」の連載開始35周年と「漫画原稿再生叢書」(復刊ドットコム)の発売を記念して開催。原画の展示や関連グッズの販売を行うほか、「読む複製原画」と言われている生原稿を原寸のまま執筆でよく使用される紙に180度開ける特殊製本した生原稿を読むという体験を実現できる複製原画「孔雀王 漫画原稿再生叢書」(2万5,000円)も店頭初登場する。
店頭でイベント関連グッズを5,000円以上購入すると、複製サイン入りB5ボード「孔雀」を進呈。オンラインストアでイベント関連グッズを5,000円以上購入すると、複製サイン入りB5ボード「応仁丸」を進呈する。
開催時間は12時~20時(土曜・日曜・祝日11時~。11月10日まで。
荻野さんは、1959(昭和34)年5月26日、岐阜県生まれ。名古屋大学理学部を中退後、集英社「ヤングジャンプ」編集部への持ち込みを経て1985(昭和60)年「孔雀王」でデビュー。同作で集英社青年漫画大賞を受賞。「孔雀王」シリーズ以外の作品に「ALGO」「暁星伝奇・真魚」「夜叉烏」「小類人」「拳銃神」「おぼこ」「怨霊侍」「15の春」「サルビアの海」など。昨年4月29日、腎不全のため死去。享年59。