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中野れきみんで館蔵品展「裁縫ひな形」 書籍や道具、裁縫作品など200点

岡本みんさんの裁縫ひな形である夜着や梅鉢涎掛(よだれかけ)など

岡本みんさんの裁縫ひな形である夜着や梅鉢涎掛(よだれかけ)など

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 山崎記念中野区立歴史民俗資料館(通称=れきみん、中野区江古田4、TEL 03-3319-9221)で11月10日、館蔵品展「裁縫ひな形」が始まった。

(関連フォト)館蔵品展「裁縫ひな形」ではパネルを交え約200点が展示されている

 裁縫技術を正確に、短時間に、かつ効率的に身に着けるため明治から昭和にかけて裁縫学校などで作られた衣服のミニチュア「裁縫ひな形」。明治以降、学校教育制度が整う中で、女子の就学率向上のため「裁縫」が教科に加えられ、東京湯島で渡邉辰五郎が開いた和洋裁縫伝習所(現・東京家政大学)と、仙台の朴澤三代治(ほうざわみよじ)が開いた松操(しょうそう)私塾(現・朴沢学園)は、裁縫教育の双璧をなしたと言われていて、同展では仙台で裁縫ひな形を教え、後に中野区野方に住んだ岡本みんの作品を紹介するとともに、時代別の裁縫道具や書籍、中野の裁縫教育などをパネルなどを活用しながら展示している。展示品は約200点。

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 開催時間は9時~17時。月曜・第3日曜休館。入館無料。12月19日まで。

 同館は、郷土の文化遺産を保存し、展示活用していくことを目的に1989(平成元)年、名誉都民である故・山崎喜作さんから寄贈された土地に建設し開館。開館から30年を経て、約半年間の工事を行い今年の4月1日にリニューアルオープンした。リニューアルしたのは常設展示室で、かつてはジオラマや説明パネル、映像などを使って太古から昭和時代(近代)半ばまでの中野の歴史を紹介していたが、リニューアルでは平成時代までを含む形で「現代の中野」を付け加えているほか、映像の刷新、展示物の耐震補強なども行った。