山崎記念中野区立歴史民俗資料館(通称=れきみん、中野区江古田4、TEL 03-3319-9221)で1月19日、館蔵品展「新春を寿(ことほ)ぐ~吉祥の美~」が始まる。
新年を迎え、古来より縁起が良いとされる「吉祥」の文様がほどこされた館蔵品を出展する。「吉祥」は植物や動物、想像上の生き物などさまざまな種類があり、それぞれに長寿、富貴、幸福、発展などの願いが込められている。「吉祥」文様の絵画や工芸品、着物などを出展する。花鳥図屏風、火鉢、大皿、婚礼衣装、漆箱などを展示する。
開催時間は9時~17時。月曜・第3日曜休館。入館無料。2月20日まで。
同館は、郷土の文化遺産を保存し、展示活用していくことを目的に1989(平成元)年、名誉都民である故・山崎喜作さんから寄贈された土地に建設し開館。開館から30年を経て、約半年間の工事を行い昨年4月1日にリニューアルオープンした。リニューアルしたのは常設展示室で、かつてはジオラマや説明パネル、映像などを使って太古から昭和時代(近代)半ばまでの中野の歴史を紹介していたが、リニューアルでは平成時代までを含む形で「現代の中野」を付け加えているほか、映像の刷新、展示物の耐震補強なども行った。