中野マルイ裏の桃園会館に併設されている桃園稲荷(中野区中野3)前で2月12日、初午(はつうま)祭を祝う「行灯(あんどん)祭」が始まる。
数十年前から続く桃園稲荷の初午祭。その年の豊作を祈った農村のお祭りが原型で、五穀豊穣(ほうじょう)と商売繁盛を願って行う。行灯祭は桃園稲荷周辺に80個以上の箱型あんどんを配し、夕方から明け方までライトアップする。14日には宵宮祭を行う。
「フラワーショップ花月」店主で桃光会桃園商店街の渡辺明恵会長は「戦前から毎年開催している初午祭。今年はコロナの影響でお餅つきは行えないが、商店街のみなさんの健康とコロナ退散を願って、行灯祭は行うこととした」と話す。
行灯祭のライトアップは18日まで。