中野区は8月1日、区役所の女性用トイレに生理用品無料配布用ディスペンサー「Free pad dispenser OiTr(オイテル)」を設置した。
子育て家庭の女性の健康維持やジェンダーギャップの解消、生理用品を購入する経済的負担の軽減のために始めた取り組みで、専用アプリを起動したスマートフォンをディスペンサーに近づけると、生理用品を受け取ることができる。同じスマートフォンからは2時間以上経過しなければ再度受け取ることができない。オイテル社(品川区)と中野区との連携協定で実現した。公共施設においては、豊島区・横浜市と共に自治体初の導入という。
設置場所は1階・2階に各2カ所、3階に1カ所。8月下旬には区役所9階まで追加で設置予定。すぐに生理用品を必要としている人は3階の子ども総合窓口、または各すこやか福祉センターで無料で受け取れる。