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中野区グローバル戦略推進協議会設立総会開催 東京の発展をけん引できる中野へ

東京警察病院9階から中野四季の都市(まち)を臨む

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 明治大学中野キャンパス(中野区中野4)で5月18日、中野区グローバル戦略推進協議会設立総会と2015年度総会が執り行われた。

中野区グローバル戦略推進協議会代表としてあいさつをする田中大輔中野区長

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 中野区内の産業や経済の国際競争力強化に向けて、産学公が一体となってビジネスの活性化や活動基盤の整備をするために設立された同協議会。国家戦略特別区域の区域指定を見据え、グローバルな視野で展開するビジネスの活性化や活動基盤の整備を目的とし、2月6日にはコングレスクエアで設立記念フォーラムを行った。

 基幹団体は、中野区、東京商工会議所中野支部、中野工業産業協会、中野区商店街連合会、中野区産業振興推進機構の5団体で、同協議会の代表は田中大輔中野区長が務める。

 総会には基幹5団体の代表者のほか、西武信用金庫・キリン・明治大学・帝京平成大学・中野区国際交流協会など40近くの賛同団体の関係者らも参加した。

 冒頭のあいさつで田中区長は、「将来にわたって持続可能な都市づくりに向けて、中野駅周辺の街づくり、西武新宿線の連続立体交差とそれに伴う街づくりを進めている。明治大学をはじめとする四季の都市(まち)地区の完成が大きなインパクトを与え、それに伴って中野駅北口や広場の改修、中野通りを渡る東西自由通路の整備などが行われ、第1段階としての中野駅周辺の街づくりが形になった。2万人の昼間人口が増え、さまざまな活気のある活動が行われていて、他の地域からも注目を集めている」と話した。

 「中野駅周辺の街づくりの次の段階として、中野駅の西口を整備し、南北自由通路をつくる。このことにより鉄道利用者も四季の都市に来やすくなり、歩行者などの交通混雑も大幅に緩和される。さらにこの開発を基にして、中野駅南口の中野2丁目側の再開発も動き出すほか、四季の都市南側の囲町の再開発も動き出す。西口の整備と北口の新しい広場の整備計画は、区役所を現在地の北側に建て替えて移転し、移転した跡地と現在の中野サンプラザの用地を一体化して大きな開発を行う。さらに駅前広場も一体的に整備をすることで新しい中野の玄関口を開発していく」とも。

 また、「このような街づくりをしながら、この街で行われている新しい経済活動というものを大きく発展させていくグローバルな経済活動で世界をリードできる世界一の都市・東京となっていく中で、中野が東京の中でこれまでよりも飛躍的に大きな役割を果たしていくことが求められている。中野がそのような形で発展できるような状況でなければ東京が世界一の都市に発展できないと思っている。次の時代に向けて、どういった街づくりをするべきなのか、またその街づくりの中で、どういった機能を確保したり、どういった環境を整備したり、どういう形でグローバルな経済活動を発展させていくのか、戦略的な展開が大変強く求められている。これを進めていく基本的なプラットホームとして、この協議会を構想した。皆さまのさまざまな英知、事業の実施能力、結集させていただき、この中野の次の反映への歩みを、そして東京の経済活動の発展をけん引できるよう中野の街づくりを皆さまと共に進めていくことができれば」と付け加えた。

 その後、設立総会では「運営規約」が、2015年度総会では「事業計画案」「幹事の指名」「事務局長の指名」が議案として挙げられ可決されたほか、関係者の名刺交換、第1回幹事会が行われた。

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