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中野で桜並木に「お礼肥え」-感謝の気持ちと来年の満開桜を願って

参加者はおそろいの手作りワッペンを付けた

参加者はおそろいの手作りワッペンを付けた

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 JR中野駅北口から中野通りの新井交差点まで(中野区中野4~5付近)の桜並木に5月11日、「お礼肥え」が行われた。主催は「八八会」。

1本の桜に対して4カ所に肥料を与えている様子

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 今年で7回目を迎える同イベント。今年から「八八会」をサポートするさまざまなボランティアが集まり、「いつも中野を元気にしてくれている桜に感謝し、また来年もきれいな花を咲かせてもらいたいという願いを込め」、応援参加した。

 参加者は約30人。中野好きなボランティア活動家の集まりである「つながる中野」を通じて、中野駅近辺で毎月3回のごみ拾い活動を続けている「グリーンバード中野チーム」や学生、地元の講談師、オフィスワーカーやメディア関係者など、20代から80代まで幅広いサポーターが集まった。参加者は、参加者の一人である田中啓介さんがデザインしたマスコットキャラクターをあしらった上田麻子さん手作りのワッペンを、服のそでにつけた。

 14時に中野区役所に集合した参加者は3グループに分かれ、スコップなどで1本1本桜の根元を掘って肥料を与え、通りに落ちているごみも拾いながら約2時間、中野通り沿い約500メートル57本の桜に「お礼肥え」を行った。参加者の一人で中野駅周辺を掃除するボランティア団体「グリーンバード中野チーム」リーダーの見尾田直さんは「つながる中野に参加して、八八会の井出会長から、中野の桜が危険な状態にあることを知り、とても驚いた。中野の満開な桜が見られなくなってしまうのは寂しいと思い、参加した」と話した。

 八八会の井出和夫会長は「今回のお礼肥えはさまざまなボランティアの人たちが参加してくれた。この活動を多くの皆さまに知って頂き、いろいろなところで同じような活動が生まれてくれれば嬉しい」と話し、「つながる中野」の大澤宏之会長は「最近、中野には多くのボランティア団体が生まれていて、新しい団体と歴史ある団体との交流を経た結果、このような形が生まれた。地元を好きな人たちの活動の輪をもっと広げられるよう活動していきたい」と話し、会はお開きとなった。

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