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東中野の「銀河101」で大杉祥子さんと高橋梓さんの2人展 ワークショップも

大杉祥子さんの作品を使ったワークショップイメージ

大杉祥子さんの作品を使ったワークショップイメージ

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 東京造形大出身の大杉祥子さんと東京芸大出身の高橋梓さんの2人展「TWO GIRLS/ツーガールズ」が12月2日、JR東中野駅近くの「Art Space銀河101(いちまるいち)」(中野区東中野1)ギャラリースペースで始まる。

(関連フォト)高橋梓さんの作品

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 今年の3月にこけら落としイベントを行った「銀河101」は、若い現代アーティストたちが古いアパートの1階をリノベーションして開いたギャラリーとアトリエを併設するアートスペース。廊主の大人倫菜(おおひとりな)さんによると、「作品に真摯(しんし)に向き合って制作を続けているアーティストが、正当な評価を受ける礎をつくること」を趣旨とし、「中野エリアにおける新しいアートの拠点として、芸術作品の体験・鑑賞を通してより多様な考えの構築に貢献できる場所として機能すること」を目指しているという。アトリエ名は入り口にある窓ガラスの模様と部屋番号から。

 大杉さんは1990(平成2)年、長崎県生まれ。東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻卒業後、東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻版画第2研究室修了。年に数回、個展などを開催している。ささいな気になることをアイデアに、記憶に留めたいものを表現し、訪れた国や街をテーマにした紙人形などを制作している。

 高橋さんは1991(平成3)年、埼玉県生まれ。東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業後、ウィーン応用芸術大学に交換留学し、アイルランドでアーティスト、リチャード・ゴーマンさんのアシスタントを務める。2019年、東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻版画第1研究室修了。現在、同大学版画第1研究室教育研究助手を務め、紙や画材から着想した色や形を組み合わせることにより新しい景色を見る試みをしたり、リトグラフをはじめとする版画技法を用いて作品を制作したりしている。

 大人さんは「描く方向性は全く異なるが、同時に互いの表現に対し敬意を持つ2人。共通項を設定するのではなく、ありのまま両者の作品が隣り合う空間を目指した」と話す。

 期間中の12月4日と5日には、展示関連ワークショップ「クリスマスオーナメントをつくろう」を開催する。講師は大杉さんか高橋さんのどちらかが務め、1日2回(13時~、16時~)で30分程度。参加費は1,000円。定員は各回3、4人。小学生以上も親同伴で参加できる。

 開廊時間は12時30分~19時(最終日は16時まで)。入場無料。12月11日まで。

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