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「昭和の街」東中野ムーンロードに新しい看板お目見え 近隣専門学生がデザイン

刷新されたムーンロード南側入り口看板

刷新されたムーンロード南側入り口看板

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 JR東中野駅東口北側に位置する「東中野ムーンロード」(中野区東中野4)が3月8日、南側看板と東側街灯などを刷新した。

(関連フォト)刷新された西側入り口の電灯

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 「ムーンロード」の正式名称は「東中野駅前飲食店会」で、戦後東中野で最も栄えた商店街の一つ「飲食店街 住吉小路」から現在の名前に変わった。小路が三日月のように曲がっていることから、「ムーンロード」と呼ばれるようになったという。昔ながらの店舗と狭い路地が特徴の「昭和の街」として映画やドラマの撮影も行われているが、再開発の波の中で近年移転する店舗が多くなっていて、約50メートル四方にかつて50店舗ほどあったが現在は約20店舗が営業している。

 今回、看板のデザインを刷新するために、東京テクニカルカレッジの学生にデザイン案を依頼。同校は授業の一環で、ムーンロードのホームページのデザインやコーディングも担当していることから、今回も学生にデザイン案を依頼した。10個ほどの案から同商店街の役員が1つを決定し、南側入り口の看板とした。役員の一人は「このデザインはおしゃれで気高い昭和の雰囲気を感じさせる。フォントもムーンロードのイメージにぴったりなので選定した」という。

 同時に、西側入り口の街灯なども新しいものに入れ替えた。シャンソンバー「マ・ヤン」のママ・東田敬子商店会長は「学生が本当にいいものを作ってくれて感謝している。引き続き、このムーンロードを再開発の手からしっかりと守っていきたい」と話した。

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