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中野の冬青ギャラリーで写真家・小林伸幸さん個展 新拠点「奥秩父」題材に

展示中の小林伸幸さんの作品(プラチナ・パラジウム・プリント+細川紙) Copyright © Nobuyuki Kobayashi All Rights Reserved.

展示中の小林伸幸さんの作品(プラチナ・パラジウム・プリント+細川紙) Copyright © Nobuyuki Kobayashi All Rights Reserved.

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 中野の「ギャラリー冬青」(中野区中央5、TEL 03-3380-7123)で現在、写真家・小林伸幸さんの個展「『奥秩父』~自然の肖像/八百万(やおよろず)の神々~」が開催されている。

(関連フォト)「ギャラリー冬青」外観

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 小林さんは1970(昭和45)年、埼玉県横瀬町生まれ。1991(平成3)年、東京写真専門学校(現・東京ビジュアルアーツ)卒業後、編集プロダクションの専属カメラマンを経て1993(平成5)年に独立。広告、雑誌、PR誌、IRなどにおける人物撮影全般に携わり、場や被写体の雰囲気・空気感を生かした撮影を得意とし、雑誌編集経験に基づくイメージ構築と撮影ディレクションを売りにしている。2001(平成13)年よりニューヨークでファインアーツの基礎とオルタナティブプリント技法を学び、「八百万の神」を主題に細川紙(和紙)とプラチナプリントを「高次元で融合させた」ファインアーツ制作を積極的に展開。2005(平成17)年からEU圏を中心に作品展開を試み、本格始動となった2014(平成26)年度の各国での個展開催に伴う観客動員数は1万5000人を記録。翌2015(平成27)年も5カ国8カ所で展示を行う。以後、定期的に作品発表を行い、現在に至る。著書に「自然の肖像 ~八百万の神々~」「自然の肖像 ~幽玄~」がある。昨年8月、秩父に移住。

 小林さんは「基本テーマはこれまでと変わらず『自然の肖像 ~八百万の神々~」だが、そのシリーズ3作目として奥秩父エリア限定での撮影を試みた意欲作。撮影期間が短く、まだまだ不十分ではあるが、移住を機に取り組み、奥秩父の神々を真摯(しんし)に捉えた当展を高覧いただければ」と話す。

 開廊時間は11時~19時。日曜・月曜・祝日休廊。10月29日まで。木曜~土曜の13時~19時は小林さんが在廊する。

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