桃園通りと中野マルイ裏の間にある桃園会館に併設されている桃園稲荷(中野区中野3)前で2月15日、初午(はつうま)祭を祝う「行灯(あんどん)祭」が始まる。
数十年前から続く桃園稲荷の初午祭。その年の豊作を祈った農村の祭りが始まりで、五穀豊穣(ほうじょう)と商売繁盛、コロナ退散を願って行う。行灯祭は桃園稲荷周辺に80基以上の箱型あんどんを配し、夕方から明け方までライトアップ。同稲荷の花手水(はなちょうず)もライトアップを行い、16日には宵宮祭を行う。
「フラワーショップ花月」店主で桃光会桃園商店街の渡辺明恵会長は「戦前から毎年開催している初午祭。コロナの影響もあるので今年も餅つきは中止としたが、商店街の皆さんの商売繁盛と健康を願って行灯祭は行うことにした。この幻想的な小道やきれいな花手水を楽しんでほしい」と話す。
行灯祭のライトアップは2月20日まで。