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中野区が「中野サンプラザ」を3Dモデル化 オープンデータとして公開

区長記者会見時のデモンストレーションの様子

区長記者会見時のデモンストレーションの様子

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 中野区は7月16日、昨年7月に閉館した「中野サンプラザ」(中野区中野4)を3Dモデル化してオープンデータとして公開した。

(関連フォト)3Dカメラ「Matterport」ビューアーによる中野サンプラザコンサートホール1階

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 同区によると、中野のランドマークとして、音楽の殿堂として、多くの人たちから愛された「中野サンプラザ」を文化財としてアーカイブ化するため、外観と建物内部を計測し、3Dモデル化を行ったという。

 同施設の外観、エントランス、コンサートホール、チャペル、レストランをレーザースキャナなどにより計測して、3D点群データ(las形式、x・y・zの三次元座標の情報と色情報を持った点の集まりから構成されるデータ)を作成するとともに、点群データを基に3Dモデル(ifc、nwc、nwd、glb形式)を作成している。

 データの利用については、東京都オープンデータカタログサイトでダウンロード可(データの閲覧には各データの拡張子に対応したソフトウエアが必要)。データはいずれも、クリエーティブ・コモンズ・ライセンス 表示4.0国際(CC-BY4.0)の下で提供している。

 閲覧は、3Dカメラ「Matterport(マーターポート)」により撮影した成果を元に作成した360度ビューとドールハウスビューを、ウェブビューアー上で閲覧できる。

 7月18日に行われた区長記者会見で酒井直人中野区長は、「VR空間に中野サンプラザを蘇らせ、バーチャルツアーやコンサートを開催するなど、自由な発想でデータを活用してほしい。商用利用も可能なので、多くの企業やクリエーターたちに使ってもらえれば」と話した。

 「Matterport」によるデータの閲覧は2027年3月27日まで。

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