見る・遊ぶ 暮らす・働く 学ぶ・知る

中野区産業振興拠点にパーソナル3Dプリンター導入 定期セミナーも

中野区産業振興拠点「ICTCO(イクトコ)」に導入されたパーソナル3Dプリンター

中野区産業振興拠点「ICTCO(イクトコ)」に導入されたパーソナル3Dプリンター

  • 0

  •  

 中野セントラルパーク(中野区中野4)イースト棟1階の中野区産業振興拠点「ICTCO(イクトコ)」は現在、パーソナル3Dプリンターを数台設置し、会員が自由に利用できる環境を整えている。

6月6日にイクトコで開催された「CAD鉄の集い」参加者ら

[広告]

 「中野のクリエイター産業を発展させよう」と同拠点と中野ブロードウェイ(中野5)地下1階の「あッ!3Dプリンター屋だッ!!」が連携し、導入したもの。今年の4月に第1号としてXYZプリンティング社製の「ダヴィンチ2.0」、5月にはUP社製の「UPPLUS2」、6月には武藤エンジニアリング社製の「MF500」が導入され、現在複数台が稼働可能な状態で、今後も増やす予定。同店のパーソナル3Dプリンターも「イクトコ」のネットワーク環境と連動しているという。

 3Dプリントを請け負う東京メイカー(中央区)、3Dデータ作成のストーンスープ(横浜市)、3Dプリンター製作のミライス(府中市)の3社が共同出店し、「un-industrial」を掲げている同店では、「パーソナル3Dプリンターを本当に簡単に、そして身近に感じてもらうために、メーカーとユーザーとわれわれコミュニティーが一緒になって、気軽にパーソナル3Dプリンターを始められる場所にしたい」との考えから、同拠点とのコラボレーションが実現した。

 すでに同拠点の会員の一部に向けパーソナル3Dプリンターの稼働は始まっていて、3D制作用フリーソフト「123D Design」を使った無料セミナーや、6月6日にはパーソナル3Dプリンターで鉄道模型を楽しむリアルイベント「CAD鉄の集い」を開催しながら、手軽にプリンターが使える人たちを増やす活動を展開。6月20日にもXYZプリンティングジャパン社の協力で初級者向け無料セミナーを予定している。

 「あッ!3Dプリンター屋だッ!!」店長の中村翼さんは、「主要なパーソナル3Dプリンターを一堂に見られる店として、また、誰でも簡単に使えることを目指しているので、どんどんこのプリンターたちを利用してほしい」と話し、6月20日のセミナーを支援するXYZプリンティングジャパン社の新井原慶一郎さんは、「はじめはみんな初心者。初心者だからこそ感じることができる、3Dモデリングや3Dプリンティングの驚きやひらめきを楽しく体験してほしい」と参加を呼び掛けている。

 詳しいセミナー内容などは、「中野区産業振興拠点」や「あッ!3Dプリンター屋だッ!!」のフェイスブックページなどで確認できる。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース