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中野に「りんご猫」専門の保護猫カフェ 「猫エイズ」理解の啓発、里親募集も

「ヒト型」の「りんご猫」の化身、サビエル(右)とミケエル

「ヒト型」の「りんご猫」の化身、サビエル(右)とミケエル

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 中野通り沿いの新井交差点近くに7月1日、「りんご猫」専門の保護猫カフェ「ネコリパブリック 中野店」(中野区中野5、TEL 03-5942-7166)がオープンした。

(関連フォト)名画に猫がいる壁紙と店内入り口付近

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 「ネコリパブリック」とは「猫共和国」の意味で、保護された猫の里親探しを行いながら、ビジネスとして運営できることを目指す「自走型保護猫カフェ」。客が猫と遊んだり、グッズを買ったりすることにより、客と店が「猫助け」という理念を共有することで、楽しみながら猫の保護活動をサポートする。2014年2月2日の岐阜本店オープンを皮切りに、大阪心斎橋店、東京お茶の水店、愛知江南店に続いて5店舗目。店舗のエントランスには目羅健嗣さん著書の「MELANO MUSEUM~イタリニャ大公国、猫の名画コレクション」の壁紙を使っている。

 中野店の特徴は、現在7匹いる猫全てが「猫エイズ」ウイルスキャリア、通称「りんご猫」であること。猫と同じ空間で時間を過ごすだけでなく、正しい「猫エイズ」の理解を啓発しながら里親を探すことを目的とした店舗となっている。東京エリア店責任者の徳永有可さんは「猫エイズは人間や他の動物などには感染せず、りんご猫自身も全てが発症するわけではない。さらに猫同士でも感染する可能性は低い。『発症したらどうすべきか』なども含め、お客さまに猫エイズの正しい知識を身に付けてもらいながら、りんご猫たちと普通に戯れてもらったり、グッズなどを買ってもらったりと、応援してもらえれば」と話す。

 同店では土曜の夜などを中心に、「永久(とわ)・W・サビエル」「ショコ・T・ミケエル」という「りんご猫の化身」のキャラクターが現れることもあるという。サビエルは「われわれは危ういと思われている。傷つき、死が近いと思われるが、それは誤解。特異な目で見られても仕方ないが、これを良しとしてはならない。人間たちよ、われわれは人に害をなすものではない。歩み寄ろう」と呼び掛ける。

 営業時間は14時~20時(土曜は11時~、日曜・祝日は11時~18時)。水曜・木曜定休(祝日の場合は営業)。利用料金は、平日30分=1,100円、60分=1,500円、120分=2,400円(土曜・日曜・祝日は200円増し)。

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