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中野で「今日も明日も負け犬。」上映会 起立性調節障がい患う女子高生の実話

映画「今日も明日も負け犬。」のワンシーン ©映画「今日も明日も負け犬。」製作委員会

映画「今日も明日も負け犬。」のワンシーン ©映画「今日も明日も負け犬。」製作委員会

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 起立性調節障がいを患う女子高生の実話「今日も明日も負け犬。~起立性調節障害と紡いでいく~」の上映会が5月26日、JR中野駅南口の複合施設「なかのZERO」(中野区中野2)西館小ホールで開催される。主催は任意団体Kiku-Ne(きくね)。

(関連フォト)監督・脚本・キャスト・スタイリスト・楽曲制作などスタッフは全て学生

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 映画は、主人公の西山夏実さんが突然「起立性調節障がい」に襲われ、遅刻や欠席を繰り返し、体も心も苦しんでいく実話。監督は西山さん本人が務め、脚本は西山さんの同級生・小田実里さんが務めた。西山さんを描いた小田さんの本が反響を呼び、映画化につながった。西山さんや友人らを演じるキャスト、スタイリスト、メイキング、楽曲制作など、すべて学生の期間限定チームで行い、「コロナ禍」「学生」「初対面」「闘病」を乗り越えて映画化が実現したという。

 「我が家の娘は2人とも起立性調節障がい。長女が診断されたとき、『一番大切なのは、一人でも多くの理解者を得ること』と主治医に言われたのをきっかけに8年前からこの病気のことを伝える日々が始まった。映画は、ある日突然この病気に襲われた女子中学生の実話で、病気をより多くの人に知ってもらうための素晴らしい作品」と映画を誘致した同任意団体の代表・野澤菊枝さん。「ある日突然、原因不明の不調で、起きたくても起き上がれない、寝たくても眠れない、頭痛や腹痛などの症状が毎日続く。そんな不調を抱えながら必死に過ごす中で『サボり』『なまけ』『甘え』『わがまま』などという言葉をかけられたらどう感じるかを想像してほしい。映画は、あなたはひとりじゃない、そして夢や希望が生きる力になるということを教えてくれるはず。中野区教育委員会のお墨付きをもらった。ぜひたくさんの人に見てもらいたい。わたしたちの活動に賛同し、支援していただける方にも出会えたら」と話す。

 19時30分上映開始。参加無料。先着500人(事前登録制)。

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