東中野の映画館「ポレポレ東中野」（中野区東中野4）は3月16日から、「隣る人」「はちみつ色のユン」を劇場初の2本立てで上映する。

「隣る人」に登場する児童養護施設のくつ箱

　同劇場で大ヒットとなったドキュメンタリー映画「隣る人」と「異例」のロングラン上映を行ったアヌシー国際アニメーションフェスティバル受賞作「はちみつ色のユン」。どちらも血のつながらない人たちが家族になっていく過程を追った物語。

　「隣る人」は親と暮らせない子どもたちと、隣り合う保育士たち、子どもと再び暮らすことを願う親など児童養護施設の日常を追う8年間を追った。「はちみつ色のユン」は朝鮮戦争後、20万人を超える子どもが養子として祖国を後にした中、ベルギーのある一家に「家族」として迎えられ、40年後に韓国に帰郷した主人公「ユン」を描いたアニメーション。

　上映時間は「隣る人」＝12時40分～、16時20分～、「はちみつ色のユン」＝14時30分～、18時10分。2作品続けて鑑賞でき、どの回からも入場できる。今月29日まで。