俳優・木下祐子さんによる近松門左衛門「曽根崎心中」原文語り公演が8月28日、白桜小学校入口交差点近くの早稲田通り沿いにある「宗清寺(そうせいじ)」(中野区上高田1)で行われる。主宰はハイトブの会。
「曽根崎心中」は、1703年に大坂で起きた実際の心中事件を元に近松門左衛門が人形浄瑠璃として描いた悲しい恋の物語。しょうゆ屋の手代・徳兵衛と遊女・お初が、親友の裏切りと過酷な運命に追い詰められ、愛を貫くために命を絶ったことを描いているもの。木下さんが約300年前の同作品を「原文のまま」で朗読する。楽士はパーカッショニストの真平さんが務める。
木下さんは「中野区上高田に住んでいた俳優の千賀ゆう子さんに師事したことがきっかけで実験的な舞台や語りの公演を行うようになった。千賀さんが2018(平成30)年に亡くなって、この作品を引き継いだ。『原文』は難しいのでは? というハードルを下げるため、開演前に物語のあらすじや登場人物の心境を分かりやすくひもとく事前レクチャーを行うので、古典芸能に初めて触れる人でも、作品の魅力を深く理解していただけるはず。ぜひ日本の伝統文化を空間・衣服・五感全てで楽しんでほしい」と話す。
19時開演。料金は4,000円(着物・浴衣での来場、または学生は1,000円引き)。限定50席。