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「ギャラリー冬青」で写真家・猪俣良文さん写真展 古典印画法の魅力伝える

亀山仁さん写真展「e'tudes I~IV」 © Yoshifumi Inomata All Rights Reserved

亀山仁さん写真展「e'tudes I~IV」 © Yoshifumi Inomata All Rights Reserved

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 写真家・猪俣良文さん写真展「e'tudes I~IV」が4月1日、中野の「ギャラリー冬青」(中野区中央5、TEL 03-3380-7123)で始まった。

(関連フォト)「ギャラリー冬青」外観

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 猪俣さんは東京都出身、日本大学芸術学部卒。在学中より電通写真部アシスタント・個人アシスタントを経てフリーに。細江英公ワークショップ、ジャックウェルポット・ジュディードーターワークショップ参加。2012(平成24)年と2014(平成26)年には「Mark Osterman wet-plate」(マーク・オステルマンさんのウェットプレート湿板法)ワークショップに参加。2013(平成25)年よりプラチナプリントを中心としたプリント制作工房「アマナサルト」においてオルタナティブ・プリント制作担当。2016(平成28)年10月より、暗室レンタルやラボ業務、ワークショップや写真展の企画運営を行う「アトリエ・シャテーニュ」においてオルタナティブプロセス・ワークショップを担当した。

 同展では「e'tudes(フランス語)=研究」と題し、猪俣さんの銀塩プリントやプラチナプリントなどの古典印画法による作品27点を展示する。

 猪俣さんは「デジタル全盛の昨今、写真の世界もコダックの撤退をはじめとしてフィルムや印画紙の製造が減少し、ほんの数年前にはいずれフィルムも印画紙もなくなるのでは、という話も聞かれた。しかし近年、小さいフィルムメーカーや印画紙メーカーが増え始め、銀塩はもちろんプラチナプリントなどの古典印画法によるアウトプットを選択する写真家も増えてきた。昨年、冬青の高橋社長からさまざまな技法のプリントで写真展をしてみないかと誘いを受け、古典印画法の魅力を知っていただく良い機会かと思い、今回の展示に至った。作品のアウトプットの選択肢として参考になれば」と話す。

 開廊時間は11時~19時。日曜・月曜・祝日休廊。今月30日まで。

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