将棋を通じて地域の交流を図る「鷺宮将棋サロン」が1月22日、鷺宮区民活動センター（中野区鷺宮3）3階で「女性将棋ファン フェスティバル」を開催する。

（関連フォト）「女性将棋ファンフェスティバル」ポスター

　同サロンは会員になる条件を「人柄がよいこと」とし、「中野区将棋初段免状獲得戦」を通して子どもたちの「自ら学ぶ心」「考える力」「礼儀」を育むことを目的に活動。2カ月に1度の棋士による将棋指導や地域交流、会員同士の自由対局や大会への参加などを行っている。昨年の11月には「女性将棋ファン フェスティバル」を初開催し、今回2度目の開催となる。

　同サロンの松本会長は「コロナ禍により近隣の将棋道場が減ってしまった。かつては日本最大級の将棋道場であった近隣の『新宿将棋センター』も無くなり、人とリアルで将棋を楽しめるリーズナブルな道場が減っている。そして女性将棋ファンにとっては、安心してマナー良く将棋が指せ、将棋が弱い仲間もいるというリアルな場が少ないという現状がある。そこで、女性将棋ファンに安心してマナー良く将棋が指せるリアルな場があるということを知ってもらうことを目指して企画した」という。

　ゲストは「耀龍四間飛車」「耀龍ひねり飛車」を創案し藤井聡太五冠には直近4連勝中という人気棋士・大橋貴洸六段と、メディアなどにも出演している本田小百合女流三段、磯谷祐維女流アマ名人で、人数限定でゲストと将棋を指すことができるほか、交流を促すための女性限定女性将棋大会も実施する。

　松本会長は「人気棋士に将棋を対面で指導していただくのは人生における至福の時間ではないでしょうか。女性の方々にその至福の時間を味わってほしい」と参加を呼び掛ける。

　開催時間は13時15分～16時40分。参加費は、指導将棋を受ける人＝2,000円、女性将棋大会参加または観戦だけ＝500円。申し込み方法はウェブサイトで確認できる。