リリース発行企業:株式会社ローランド・ベルガー
(東京)-ローランド・ベルガー日本法人(グローバル本社:ドイツ・ミュンヘン、日本法人代表取締役:大橋譲)は、12のサブセクターからなる産業機器(以下、産業財)セクターの収益力と成長力の最新動向を分析したレポート「Japan Capital Goods Index 2026:稼ぐ力は世界水準を超えた ── 日本の産業財プレイヤーの次なる一手」を公開しました。
本レポートによると、日本の産業財企業は、2019年から2025年にかけて、売上高を円ベースで年率4.7%成長させるとともに、EBITDAマージンを9.5%から12.2%へと2.7ポイント改善していることが明らかになりました。これは、コロナ禍やサプライチェーンの混乱を乗り越え、単なる業績回復にとどまらず、成長と収益性向上を同時に実現したことを示しています。さらに注目すべきは、収益性の改善が産業財セクター全体に広がっている点です。2019年時点から、全てのサブセクターで日本企業のEBITDAマージンは改善しているだけでなく、グローバル平均の改善幅を超えています。

一方、サブセクター別の世界売上高上位10社に占める日系企業は30社から25社へ減少し、収益力の改善がグローバルな規模と存在感の拡大にはつながっていません。ドルベースで見た日本の産業財企業の売上高は2019年から2025年に年率0.8%減となり、PERでも日本は世界より低く評価されています。ただ、その中でも、エネルギー機器(EE)、工作機械・生産設備(MT)、制御・自動化機器(IA)の3つのサブセクターは相対的に高い水準にあり、サブセクター間の差が表れ始めています。
本レポートは、12の産業財サブセクターを対象に、多種多様な産業財を比較可能な形で分析し、今後の成長領域について示唆を提示しています。ローランド・ベルガーは、幅広い産業財のそれぞれの特性に応じて、新規事業への投資や事業・組織再編など、AIを活用した成長力創造を一層ご支援してまいります。
最新レポート「Japan Capital Goods Index 2026:稼ぐ力は世界水準を超えた ── 日本の産業財プレイヤーの次なる一手」(共同執筆者:五十嵐 雅之 シニアパートナー、鈴木 俊輔 プロジェクトマネージャー)は、弊社ウェブサイトよりダウンロードいただけます。
【本レポートで扱っている産業財サブセクター一覧】

左上から
BT:ビル設備、EPC:建設・エンジニアリング、MT:工作機械・生産設備、S&R:造船・鉄道車両
CE:建設・農業機械、FC:流体制御機器、PP:包装・加工機械、TIC:試験・検査・認証
EE:エネルギー機器、IA:制御・自動化機器、PT:電動工具、CM:総合産業機器