政治や時事ネタ芸人の松元ヒロさんを追ったドキュメンタリー映画「テレビで会えない芸人」が1月29日、東中野の映画館「ポレポレ東中野」（中野区東中野4）で上映される。

（関連フォト）映画「テレビで会えない芸人」ポスター

　松元さんは1952（昭和27）年鹿児島生まれ。1985（昭和60）年に「お笑いスター誕生」で優勝。コント集団「ザ・ニュースペーパー」の結成に参加し、村山富市元首相を演じた。ピン芸人となり、20年もの間演じ続けている「日本国憲法」を人間に見立てた一人語り「憲法くん」は、日本国憲法について考えるきっかけを与えてくれるドキュメンタリー映画「誰がために憲法はある」のモデル。同映画館も2019年に上映した。

　今回、上映する作品では2019年の春から松元さんの地元・鹿児島の放送局「鹿児島テレビ」のカメラが松元さんに張り付き、映画化。監督は同局の四元良隆さんと牧祐樹さん。プロデュースは同映画館でも上映した「ヤクザと憲法」「さよならテレビ」を手掛けた東海テレビの阿武野勝彦さん。「なぜ松元ヒロはテレビから去ったのか？なぜテレビは松元ヒロを手放したのか？そして本作はその答えを見つけられたのか？」を問うという。

　上映回数は1日3回。2月11日まで。2月12日以降も上映するが回数等は未定。1月29日の初日には、10時と12時の回の上映後に松元さん、四元さん、牧さん、阿武野さんが舞台あいさつを行い、30日以降の予定はポレ東中野のホームページで発表する。