中野体育館そばの早稲田通り沿いに4月1日、発達改善を目的としたスクール「ハッピーテラス」中野教室（中野区中野4、TEL 0120-115-423）が開校する。

カリキュラムは「社会性スキル」「生活スキル」「身体スキル」「学習スキル」が中心

　同教室は、発達に障がいを持つ小学生から高校生までの子どもたちを対象に、コミュニケーション力を身につけるための教育プログラムを提供する場所。放課後のデイサービスだけでなく「発達改善の実現」を目指し、教育やコミュニティーとしての機能を提供する。運営するのは、児童福祉法による東京都の指定事業者であるアルファディスカーレ（渋谷区）。

　同社は、2013年2月に放課後等デイサービスを通じて自立に向けたトレーニングを提供するスクール「ジョブサ柏 Ｕ18 柏校」を開設。発達に障がいを持つ子どもたちがコミュニケーション力を身につけるための独自プログラムを開発・提供し、中野教室は2拠点目。中野でも「ジョブサ柏 Ｕ18 柏校」で進めているプログラムを導入する。

　プログラムは、「社会性スキル」「生活スキル」「身体スキル」「学習スキル」のカリキュラムで構成し、「グループワークで豊かな心を育み、他者と分かり合える素地をつくりながら、それぞれのスキルを継続的にレベルアップする」という。カリキュラムの提供を通じて、どこで「発達上のゆがみ」が起こったのかも検証しながら発達改善を実現する。

　同教室の松井清貴さんは「中野区は中小企業の集まった事業協同組合のシティビルメン協同組合とい組合があり、厚生労働省から特例が認められるほど、区として障害者の就労に力を入れている場所。そのほかにも、産業振興ビジョンとして『ライフサポート』を掲げていることを知り、子どもの自立や子育て支援などを通じて同区内の生活をサポートしていきたいと思いここに開校した。地域密着型で少しでも障がいを持った人が将来自立できるよう、そして家族の生活を豊かにできれば」と意気込みを話す。

　営業時間は13時～20時（土曜は18時まで）。日曜定休。説明会の案内や料金など、詳しい内容はホームページで確認できる。