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集合住宅の表札を墨で写し取り-中野区観光大使ヨシムラヒロムさんが個展

ヨシムラヒロムさんと「ヌスル」作品の数々

ヨシムラヒロムさんと「ヌスル」作品の数々

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 中野区観光大使を務めるヨシムラヒロムさんの個展「ヌスル展」が現在、渋谷・西原のアタマトテ・インターナショナル・スタジオ(渋谷区西原2)で開催されている。

ヨシムラヒロムさんと「ヌスル」作品の数々

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 ヨシムラさんはアパート入口のコンクリートに埋め込まれているアパート名表札に着目し、同展では、墨で拓本(器物の形や刻銘、文様などを墨によって紙に写し取ったもの、あるいはその方法)を写し取った作品ばかりを展示している。

 同区在住のヨシムラさんはイラストレーターやテレビ番組のMC・リポーターとしても活躍中。いつもの散歩道でアパート名表札を見た時、「哀れと感じた」という。「きっとデザイン的にも物質的にもあまり価値はないが、一度くらいスポットライトを当てたかった」と話す。散歩時、アパートの表札の凹凸を見つけては和紙を水張りし、墨を含んだタンポをたたいて回って作品を制作した。

 開催時間は10時~19時。入場無料。11月30日まで。

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